環境省が復興予算を押しつけ

被災地のガレキを燃やしてもいないのに、86億円の復興臨時増税の交付を受けた堺市には600件あまりの抗議メールが寄せられた。

しかし、事実は必ずしも自治体が騙しとったという構図ではないことが分かる。

堺市は2012年1月に12年度交付金を「清掃工場の老朽化に伴い、通常枠及び日本再生重点化措置枠での措置」と「通常枠」として要望。これに対し環境省は2月2日、メールで「復興枠」への切り替えを提示。その後も、再三「通常枠」を主張する堺市の要望を無視する形で、同省から4月6日、一方的に「復興枠」としての内示が降ろされた。

 堺市は内示後も「本市の要望は通常枠か日本再生重点化措置枠なので、東日本大震災復興事業枠からの変更は出来ないか」と求めたが、回答は「復旧・復興枠の要望として取り扱う」であった。これでは、環境省による一方的な復興予算の押しつけではないか。

『週刊 金曜日』7月26日号で真野きみえ氏が報じた。
大阪・堺市とのメールやりとりで発覚――環境省が復興予算を押しつけ

Posted on 9 Aug 2013, 23:09 - カテゴリ: ひろば
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